30代ゲイの日常

どこにでもいる30代のゲイが日常のあれこれを書いています。

2023年の面白かったBL漫画・小説

■総評

2023年には約200冊のBL漫画、約50冊のBL小説を読みました。ここ最近はBLドラマも増えてきたし、電車に乗っててもBL広告を見ることが多くなってきて、市民権を得てきたように感じています。BLのすそ野が広がってきたからなのか、ちょっと前まではどこかに尖りがある、一味違うBLが流行ってるイメージがありましたが、ここ最近はいわゆる王道のBLが流行っているような気がします。知らんけど。

最近はオメガバースに加えてDom/Subユニバースという世界観の漫画・小説も少しずつ増えてきてますね~オメガバースは読むようになったんですが、Dom/Subユニバースはまだ読んだことがありません。気になる作品があれば読んでみようと思います。

BL小説では、異世界転生やファンタジー作品がすごく多くなっているように感じ、通常の異世界転生小説のブームから時間を経てBLでも大流行しているのがとても興味深いです。ただし個人的にはあまりファンタジーは好んで読まなくて、手を出したらずぶずぶにハマりそうで読むのを躊躇しています。

 

■おもしろかったBL漫画

・聞いて、俺の恥ずかしい音

2023年一番読み返しました。おしっこの音を聞かれると興奮する性癖のやつとその同僚の話で、性癖をモチーフにした漫画なんですが、話の中の性癖と恋愛の割合がバランスよくて、かつ、同じ性癖で愛を深めていくんじゃなくて、性癖は相手の一部として、100%理解できないけど受け入れて好きになってくみたいな心の動きが素敵でした。あと何より絵がむちゃくちゃ美麗で、デフォルメした顔がかわいくて、朝になるとひげが生えているような細かい描写も素敵でした。続編希望です。あと映像化希望です。

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アクロマティック・ワンダーラブ

魔王と王子のファンタジー漫画なんですが、絵がめちゃくちゃかわいくて、話もまるでおとぎ話みたいで、出てくる人がみんな良い人間なんで読んでてほんわかします。

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学生物では、優等生は身のほど知らずとか、恋愛研究部に入ると好きな人と両想いになれないらしいとか、はるかといつかがおもしろく、こんな学生生活を送りたかったものだなと思いました。

社会人では、安達と井部巧みなKISSで受注してバリタチリーマン、ネコ化計画サディスティックオープンマインド、よかったです。

今年はこれまでに増してアイドルやオーディションが舞台の漫画も良作が多く、オフステージラブサイド君の名はアイドル覇権獲らせていただきます!アイドルは生意気な後輩に暴かれる⁉オメガ≠アイドル、などなど、現実のオーディション番組も流行っていたのもあって楽しく読めました。とくにオフステージラブサイド好きです。

あと中野家のはなしは、誰かと感想を話したい作品でした。

■おもしろかったBL小説

・嫌いな男

BLって出てくる主人公たち聖人かって思うくらい完璧な人間なことが多いんですが、この小説に出てくる人はちゃんと嫌な部分があって人間臭くてよかったです。ストレートの人と付き合って、不安で色々張り切りすぎちゃう場面があって、ストレートの人を好きになったときのモヤモヤや、付き合ってすぐに頑張りすぎちゃったり不安になったりすることを思い出しました。

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今年は小説あんまり読んでないんですが、友達じゃいやなんだ恋は読むもの語るものなどおもしろかったです。

 

これだけ漫画とか小説読んでるの何かに活かせないかなって思ってるんですがなんも思いつきません。BLマイスターみたいな資格できたらとろうと思います。今年もたくさんのBLに出会えると思うととても楽しみです。