30代ゲイの日常

どこにでもいる30代のゲイが日常のあれこれを書いています。

父が亡くなりました

重いタイトルですが、いつも通り適当な内容です。

 

1泊の都内旅行をして、夜に習い事に向かってるときに姉から電話で「お父さんが心肺停止で病院に運ばれたから心の準備しといて」って連絡があって、先生にお断りして家に帰ってたら亡くなったって連絡がありました(旅行と習い事の記事もそのうち書きたい)。実家が地方なので忌引きで1週間は帰ることになるなと察し、仕事の引継ぎ資料を作って朝の飛行機で帰省→通夜→葬儀→火葬→お参り的な色々をこなしながら1週間ほど実家で過ごしました。自分の家が何教か知らなかったんですが、葬儀屋さんが浄土真宗だっていってて初めて知りました笑

幸か不幸か、僕は人生で身近な人の死をほとんど経験したことが無くて、初めて家族が亡くなったのは6年前のおじいちゃんだったんですが、その時は通夜から火葬まで一人でずーっと泣いてて、家族にドン引きされたんですが、今回は一滴も泣かずにフィニッシュでした。理由はいくつかあって、そのうちの1つが、父は常々「幸せな人生だからいつ死んでも問題ない。出来たらポックリ死にたい」って言ってて、まだ70歳になってないからちょっと早いかなって思うものの、今回本当にポックリ死んだんで、本人的にはいい最後だったんじゃないかっていうことです。

あと、(自分で言うけど)小さいころから品行方正でどこに出しても恥ずかしくない子どもでしたし、ゲイであることは別に何とも思ってないけど、孫の顔は見せてあげられない分親孝行しとかないとな~って思ってて、社会人になったら月々ちょっとずつ貯金して3人で海外旅行行ったり、今年のお盆も旅行に行ったり、父の日的なやつのプレゼントも送ってたりと親孝行してて(偉くないですか?)、「もっとこんなことしてあげてればよかったな、、、」的な後悔もほとんどなくて、まじでやっといてよかった~~~って自分で自分を褒めてました。

あと、うちの家族はお父さん以外みんな、しゃーない切り替えていけの精神っていうかすごいドライなんで、一連の流れサバサバできたのもよかったです。姉は「葬式あるならマツエクしとけばよかった」って言ってました。

僕の地元はめちゃくちゃ田舎なので、町ぐるみで葬式やってるような感じで、親戚や参列者がたくさん来て、ほんとー--にめんどくさかったです。あと、僕がいる間にあらかた遺品を整理したんですが、父は物が多いタイプだったんでそれもすごいめんどくさかったです。父が持ってたセクシーなDVDとかは父の名誉のために僕が見つけてこそっと捨てました。出来た息子です。

生前父は「俺が死んだら遺言状書いてるから」って家族にも周りの人にも言ってたんですがどこにも無くて、母が「お父さんはそういう奴だ」って言ってました。僕には地元の土地をあげるって言ってたんですが、地元帰らんしいらんなと思ってたんで遺言状なくてよかったです笑

今回父が本当に急に亡くなって、人間いつ死ぬかわかんないもんなんだなってしみじみ感じました。僕も本当にいつ死ぬかわからないんで、エンディングノート書いて、NetfilxのIDパスワードとか、連絡してほしい人とか、ゲイは知られてもいいけどエッチな動画とかはばれたくないので、HDDは絶対に破棄してとか、香典はLINE Payでも可にしてとか色々書いとこうと思います。今死んだとして下手したら彼氏に連絡いかない可能性もありますしね~

今のところ、自分ではそこまで落ち込んでる感じはしてないんですが、急にガクンと喪失感を感じたりするのやもと思っているので、しばらくは無理せず気楽に過ごそうと思います。今年の年末年始は、地元に帰って母や他のきょうだい孝行しようと思います。